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- 窓を開け、吹き渡る風を部屋に招いていると、あちこちから鳥たちのさえずりが渡ってきます。田園地帯の病院には、時間の経過を忘れ、大空に悠然とわき上がっていく雲を眺めていたいベンチもあります。
いつの間にやら精神科医療が日常生活の表舞台に連日登場するようになってきてしまいました。街角では、ストレスといった言葉がなんの衒いもなく飛び交っています。「うつ」は小学生も口にするようになりました。残念なことです。
日々の生活の中で、どこかしっくりといかず、首をひねり自問自答を繰り返しながらの毎日を漫然と送っているのは悲しいことです。これまで同様の歩みを続けることが困難になってしまわれた方は、もっと辛く厳しいことでしょう。これからは自分のペースで歩んでみようと思われ始めた方がいらっしゃるかもしれません。
そうした皆さまのご要望を念頭に、2007年(平成19年)より当病院は少しずつ姿かたちを変えてまいりました。職員一同慌ただしく駆けだしている状況です。これからも相当期間は「工事中」とならざるを得ないと思います(変化の詳細については随時ホームページで報告いたします)。もちろん、お出でくだされば病院の実態は一目瞭然です。目に余る点、至らぬところなどがありましたらどしどしご指摘ください。お願いいたします。
それでもお越しいただければ、何かしらお役に立てることはあろうかと思います。私たちは、皆さまが現在を充実して生きられますよう、未来への豊かな展望をふくらませられますよう願ってやみません。
何はともあれ一度ご連絡ください。お待ちしております。
病院長より
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